34台目は「あ」

ニッサン アベニール

     (あべにーる)

グレード・年式タイプ2.0Si:  1990年
エンジン型式直列4気筒DOHC
排気量1998cc
出力・トルク140ps  18.2kg-m
全長×全幅×全高4460×1695×1490
車重1210kg
新車価格202万円

説明

アベニール(AVENIR)は、日産車体が製造、日産自動車が販売していたステーションワゴン型の乗用車である。初代にはライトバンであるアベニールカーゴの設定もあった。

W10型登場。CMコピーは「スポーツカーの次に来るもの。」。スカイラインワゴン(R31型) / バン(R30型)とブルーバードワゴン / バン(いずれもU11型)を統合させたステーションワゴン並びにライトバンである。プリメーラ(P10型)のワゴン版としての位置付けであり、欧州には「プリメーラワゴン(初代)」として投入された。乗用モデル(ワゴン)と商用モデル(カーゴ。最大積載量500kg)が存在。ワゴンのグレード名は「ei(エイ)」、「bi:(ビー)」、「si:(シー)」と名づけられていた。

エンジンはSR20DEとSR18Di、カーゴはGA16DSと、ディーゼルエンジンCD20。

思い出

私の会社の同期が後期型である「アベニール・サリュー」に乗っていたことを思い出す。しかし、私にとってアベニールのイメージは前期型のシンプルな「アベニール」が強い。

当時、FFスポーツセダンとして「プリメーラ」があり、それのステーションワゴン版として登場したクルマである。スタイリングもパワートレインもプリメーラからのキャリーオーバーがされており、当時としてはスポーツに振ったワゴンである。

日本車全体としてもステーションワゴンに力を入れており、トヨタはカルディナ、スバルはレガシィ、マツダはカペラカーゴと各メーカーも主力車両としてステーションワゴンの販売を行っていた。今までのステーションワゴンはスポーツ性能に振ったクルマは僅かであり、イメージとしては「ライトバンの延長」となるものが多かった。そこにツインカムエンジンを搭載したステーションワゴンが登場したのである。

走りについてはエンジン・足回りが進化したことにより楽しめるクルマとなった。それに質感も上がりインテリアやエクステリアもセダン並みのものとなり高級感を持つようになったのである。

アベニールは前期型はヨーロッパ風の通好みのワゴンとして、後期型はDOHCターボエンジンを搭載して当時流行りの「リゾートエクスプレス」的なワゴンとして販売をされていた。特に後期型は松嶋菜々子がCMに出演しており、インパクトあるコピーで印書深く、売り上げも伸びたクルマである。

現代に向かうとともにステーションワゴンは衰退をしていく、ミニバンが流行り、SUVに流行が変わっていった。現代ではなかなか味わえないステーションワゴン。また時代が来たときは乗ってみたいクルマのジャンルでもあり、ニッサンが再び販売するなら、前期型アベニールのようなプレーンなクルマを期待したい。