復帰、61台目は「む」

   

 ダイハツ ムーヴ(むーゔ)

グレード・年式SR    1995年
エンジン型式直列4気筒DOHCターボ
排気量659cc
出力・トルク64ps  10.2kg-m
全長×全幅×全高3295×1295×1695
車重760kg
新車価格111万9000円

説明

ベースはL500系ミラ。インパネはミラのものをそのまま流用している。マニュアル車にパートタイム4WD、オートマチック車にフルタイム4WDを用意していた。FFを主体としている軽自動車のパートタイム4WDは、前年にフルモデルチェンジされた同社のミラに続きこのムーヴが最後となった。外装はイタリアのデザイン会社I.DE.Aとダイハツの合作で、Aピラーからフロントバンパーに至るキャラクターライン(標準車のみ)とグリルレスのフロントまわり、縦型テールランプがデザイン上の特徴であった。兄弟車であるミラとフロアパンやインパネを共用する関係で、シート着座高はミラと大差なく、その分頭上空間が大きく取られている。

2世代目L900系以降は標準車とカスタムでテールランプが異なるが、初代は両車とも同じである。ドアの枚数は5枚で、上級モデルにはリアシートヘッドレストを標準装備する。

エンジンは、新開発のEF型DOHCエンジンを搭載し、4気筒JB型エンジンのターボ仕様も設定。ターボ仕様はFFのみだった。グレードは、キャブレター仕様のFFが下からCA・CG・CL、EFI仕様のFFがCX、EFI仕様の4WDがCS・Z4、4気筒ターボがSRで、CSはCGに相当し、Z4はCXをベースにRV風の装備を施したものである。CA以上のグレードではキャブ仕様であってもタコメーターが標準装備された。

なお、このモデルは全高が高いため車内空間にはデッドスペースが存在するが、その分荷物の収容能力が高いことや、ガラス面積が大きいため見晴らしが良いという利点もあった。さらにこの時代の軽自動車にしては珍しくリアシートがスライド可能で、足元が広く中型セダンに匹敵する車内空間を兼ね備えていた。

年表

1995年(平成7年)8月25日

発売。キャッチフレーズは「ムーヴしよう。」で、CMキャラクターは山下洋輔。

1996年(平成8年)5月

一部改良。

前席(運転席)SRSエアバッグシステム、パワードアロックを全車標準装備、ターボ車は13インチベンチレーテッドディスクブレーキに変更された。

新たに3気筒DOHCターボ(EF-RL型)がSRに搭載され、従来の4気筒ターボエンジン搭載車はSR-XXとなった。廉価版のCAがカタログ落ちし、CSの装備品がCGとCLの中間的な内容になった。また、Z4はバックドアガーニッシュが外され、代わりによりRVらしさを高めるリヤラダーが装備された。初期仕様ではシルバー車体のボンネット、エアロパーツを赤または黒のパーツを装備するツートーンカラーがオプション設定された。

1997年(平成9年)5月

一部改良。

ドレスアップモデルの「カスタム」シリーズ(通称“裏ムーヴ”)を追加。カスタムはメッキグリルとフラッシュサイドのフロントフェンダーが特徴。またカスタムシリーズのひとつ「エアロダウンカスタム」は、ローダウンサスペンションを搭載し、通常のムーヴよりも車高を15mm低く設定した上に、エアロパーツとアルミホイール、専用インテリアなどを装備。フロントグリルの「MOVE」エンブレムの文字色がレッド。以降→シルバー→ゴールドと変更される。

同時に標準車はフェイスリフトを行い、外見はヘッドライトの横のウインカーランプのレンズがクリア化され、その後にあるガーニッシュもプレスライン入りのブラックまたはシルバーの物から、クリアータイプに変更。CSがカタログ落ちし、CLに4WDを追加する。また、CXのATが4速に変更された。

カスタムのキャッチコピーは「裏ムーヴ。」で、CMソングは黒夢『MIND BREAKER」。このキャッチコピーから、カスタム系の愛称は「裏ムーヴ」と呼ばれるようになった。

1997年(平成9年)7月

福祉仕様としてムーヴスローパーとムーヴフロントシートリフトが追加された。ムーヴスローパーはリアサスペンションが下がり、スロープが出てくることにより、リアに車椅子のままスロープを利用して乗車可能としている。スローパーの初代、二代目はSUVの様にテールゲートにスペアタイヤが取り付けられていた。

1997年(平成9年)12月

マイナーチェンジを実施。4気筒JBエンジン搭載のエアロダウンカスタムXXが追加され、SRが消滅、SR-XXは3気筒EF型エンジンに変更された。なお、CLはキャブレターからEFIに変更され、CXには13インチアルミホイールを標準装備。他、装備面の見直しや内装の変更。

1998年(平成10年)9月

生産終了。在庫対応分のみの販売となる。

1998年(平成10年)12月

在庫対応分がすべて完売し、販売終了。

思い出

すっかり更新が疎かになっており、実に1年9か月ぶりのブログとなりました。

もう忘れてる方が殆どでしょうが、またお付き合いください。

さて、今回はダイハツムーヴ。「普通の軽やん!!」とおっしゃる方も多いでしょう。

トールワゴンの軽。スズキのワゴンRとつい比較されるクルマでありますが、このクルマに驚くべきスパルタンなグレードがあったことは知らない人も多いはず。

販売期間は1年もないグレード、それが「SR」です。

デビュー当時軽のハイパワー戦争がピークを迎え、ベース車両であるミラTR-XXのパワートレインをそのままムーヴに移植したものです。

当然ながら、速さはピカイチ!!当時のハイグレード軽自動車で当然であった4気筒エンジン5速マニュアルしかもターボと只々速くさせるためのメカをてんこ盛りにした仕様。

学生時代の友人がムーブに乗っていて、当時グレード違いを乗せてもらっていましたが、居住性も十分にあるこのクルマにあんなスパルタンさを求めてしまっていた当時の自動車メーカーには脱帽です。「便利なのに速い」何といういい響きでしょう。

とかく、「便利さ」と「速さ」はトレードオフという人が多いですが、当時の日本車はそんなことは無く、両方を備え持ったクルマが多かった気がします。今のクルマにはなかなか求められない要素だったのかもしれません。

そんな面白いクルマを今後もここでご紹介できればと思っております。

これからもよろしくお願いいたします。

ちなみに、私個人の話ではありますが、この1年9か月の「沈黙の期間」に資格を取得いたしました。それは「ファイナンシャルプランニング技能士1級」でございます。このブログに無関係な資格ではありますが、機会があれば「クルマに関するアドバイスができるFP」としてやっていけたらと考えています。「クルマについて相談したい」「クルマの買い方についてお金の面で聞いてみたい」などご相談事があればぜひともご相談ください。相談料とかは一切取りません。(本業があるのでお金を取るとややこしくなるので。。。)

コメントありがとうございます!!