7台目は「く」

マツダ クロノス

   (くろのす)

グレード・年式20VS  1991年
エンジン型式V型6気筒DOHC
排気量1995cc
出力・トルク160ps  18.3kg-m
全長×全幅×全高4695×1770×1400
車重1220kg
新車価格200万円9000円

説明

1991年、カペラの後継として新しいマツダのミドルクラスセダンとしてデビュー。3ナンバー税制改変の恩恵を受けた三菱・ディアマンテなどの人気から競合車種たちが軒並み大きくなる傾向にあった中、開発当初は5ナンバー寸法での設計も行われ試作車での走行実験も行われていたが、新たなGEプラットフォームが採用され、クロノスも3ナンバー/ワイドボディとなった。

このプラットフォームをベースに生まれた数々の姉妹車たちも、ユーノス500を除いて小型車枠を超えることになった。当時のマツダは多品種少量生産を志向しており、防府工場での生産ラインは、1つのラインでこれらの姉妹車を同時混流で生産できるようになっていた。

思い出

マツダ1990年代の悲劇と言われた「5チャンネル戦略」。マツダの中心者であったファミリアとカペラもその波に揉まれてしまいました。そのカペラの後継車がクロノス。当時から「そんなに広げても無理じゃん!!」と思っていたのが、これほどまでに当たっていくのが怖いくらいでした。

事実、販路を拡大するべく兄弟車も多かったのがクロノス。テルスター、MS-6、MX-6、ユーノス500、クレフと手を変え品を変えマツダは繰り出していました。私はどちらかと言えばMS-6とクレフが好きでした。

お金はかけた車だとは思うのです。2000ccにはV6エンジンを積んでいたくらいですから。でもその後に登場するランティスとはチューニングが違うせいか馬力とトルクは異なっていましたね。

やっぱり兄弟車の中ではクロノスは「安っぽく」見えちゃうんですよね・・・。まぁ、高級路線にはユーノス500があったから致し方ないところですがね。

この車を境にマツダがフォード傘下になってしまうのが何とも寂しさを覚えてしまう思い出がありました。

でもこれだけの車を200万円で販売していたというのも時代であり驚きですね。

所有まではしなくていいけど今乗ってみたい車でもありますね。