トヨタ スプリンターマリノ
(すぷりんたーまりの)
グレード・年式 | Gタイプ 1992年 |
エンジン型式 | 直列4気筒DOHC |
排気量 | 1587cc |
出力・トルク | 160ps 16.5kg-m |
全長×全幅×全高 | 4385×1695×1310 |
車重 | 1100kg |
新車価格 | 176万円 |
説明
7代目スプリンターシリーズ(E100型)の派生車としてデビュー。トヨタとしては初のコンパクトクラスでのハードトップ(サッシュレス)モデルである。姉妹車にカローラ店扱いのカローラセレスがある。相違点はフロントノーズの造形とテールランプデザインのみ。ちなみにカローラセレス同様、日本国内専用車であった。
カリーナEDが生み出した4ドアハードトップ(4ドアクーペ)ブームに乗る形で発売されたスタイリッシュ&スポーティー4ドアだが、その後のRVブームの時期にさしかかると4ドアの不人気に加え、その低いルーフが生み出す独特のスタイルと引き替えに失った居住性が災いし、販売成績は下落の一途を辿る。
本家スプリンターがフルモデルチェンジした1995年にもモデルチェンジされる事はなく、車両形式E100型のままエンジン、ミッション、サスペンションなどのコンポーネンツのみE110型の部品を移植される形で1998年10月のモデル廃止まで生産され続けた。
グレードは1,500ccガソリンエンジン(5A-FE型)搭載のFtypeと1,600ccガソリンエンジン(4A-FE型)搭載のXtype、さらにスポーツ仕様の1,600ccガソリンエンジン(4A-GE型)搭載のGtypeの3種類。それぞれに4速オートマチックトランスミッションと5速(最終型と呼ばれる、1997年6月以降のGtypeは6速)マニュアルトランスミッションが設定された。
思い出
おはなしの前に、皆さまのおかげでこのブログのページビューが500ビューを超えることができました。ひとえに皆さんの興味本位で来ていただいていることがここまで続けることが出来ました。これからも週1の更新をやっていこうと思うので、これからもよろしくお願いします。
カリーナEDで4ドアハードトップの販売成功に味を占めたトヨタがもっと下のクラスに4ドアハードトップを設定しようとして造ったクルマ。この世代のスプリンターがコストカットの権化のようなクルマであったためマリノはそれを感じさせないスタイリッシュなクルマとして誕生したものである。
かなり前ではあるが1週間だけこのクルマには乗っていた。それは自分のクルマの車検の代車として準備してくれていたものだった。グレードは最上級のGタイプの6速マニュアル。感想は「楽しい」の一言であった。
久しぶりにマニュアルだったこともあり、信号待ちからのスタートダッシュを楽しんでいたが、160馬力のエンジンと1100kgの軽量ボディと言うこともあり加速は胸をすくものであった。心地よいエンジン音が車内に響いておりアクセルを踏む足もより力が入っていったものである。
1週間だけのお付き合い。いい思い出であった。1600ccクラスの走りの楽しさというものを感じた1台であった。基本的にクルマはゆったりと排気量の大きいのを普段使いとしたいが、たまには小型軽量のクルマをエンジンフル回転で回して走るのもいいと思ってしまう今日この頃です。
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