40台目は「と」

ホンダ トルネオ

    (とるねお)

グレード・年式ユーロR   2000年
エンジン型式直列4気筒DOHC
排気量2156cc
出力・トルク220ps  22.5kg-m
全長×全幅×全高4680×1720×1405
車重1330kg
新車価格253万3000円

説明

6代目アコードの姉妹車で、アスコット(プリモ店)/ ラファーガ(ベルノ店)の統合後継車に位置付けられる。ラインナップは4ドアセダンのみで、アコードとはフロントグリル、ヘッドライト周りとテールライト周りが異なる。当時としては珍しいHIDヘッドライトを、廉価グレードを除く全車に標準装備していた。また、アコードがいすゞ自動車に4代目アスカとしてOEM供給されていた経緯から、アコード、アスカとともに、3兄弟車となったこともあった。

直列4気筒エンジンを横置に搭載したFF/4WDレイアウトを採用し、エンジンはF20B型のSOHCとDOHC VTEC、F18B型の3種類が搭載された。後に追加された「トルネオユーロR」には、H22A型を組み合わせている。

発売当初は姉妹車のアコードよりも日本人好みのデザインで、ベルノ店・プリモ店の2チャネル販売であったことから、クリオ店のみの扱いだったアコード以上の販売台数を記録したこともあったが、時を経るごとにネームバリューのなさから常にアコードの販売台数を下回り、2002年にアコードがフルモデルチェンジで3ナンバー化することと、セダン需要の低迷から販売力をアコード(クリオ店扱い)のみに集約するため廃止となった。トルネオ廃止以後アコードは2006年にホンダカーズ全店扱いとなり、プリモ店・ベルノ店での4年間の空白を埋めるようになった。

思い出

この頃のホンダは勢いがありました。

出すクルマそれぞれに「R」の付いたグレードを設定し、スポーツカーといえばホンダのイメージが出来上がっていました。まあ、その裏ではオデッセイやステップワゴンといったミニバンにも力を入れ両輪でやっていましたが・・・。それだけ会社自体に勢いがあったとのことでしょう。

「タイプR」までにはいかなかったものの「R」の称号が与えられたアコード・トルネオには「ユーロR」という名称になり、走りを前面に打ち出したグレードとなりました。

当時担当したお客さまが乗っており、たまたま近所のコンビニ駐車場で出会ったときは興奮してしまったものです。そのお客さまが乗っていたトルネオは当時の定番のようにマフラー交換がされており、「砲弾型」マフラーの音が高らかに走り去っていくのを遠くまで見送っていました。

思いっきりレーシーに振ったクルマだけに加速も速く、セダンとは思えないような走りが魅力的だった記憶があります。当時ミニバンに手を出してしまっていた私には何かを思い出させてくれるようなクルマでしたね。

今や、スポーツセダンというよりセダン自体のマーケットが縮小してしまった現在、このジャンルのクルマが出にくくなってくるのが環境としてあり、些か寂しさを覚えつつ、当時の楽しさを思い出させてくれるトルネオは貴重な存在といえるものでしょう。

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