37台目は「さ」

トヨタ サイノス

    (さいのす)

グレード・年式β    1991年
エンジン型式直列4気筒DOHC
排気量1496cc
出力・トルク115ps  13.8kg-m
全長×全幅×全高4145×1645×1295
車重930kg
新車価格133万1000円

説明

1991年1月 発売され、α(アルファ)とβ(ベータ)の2グレードが設定された。αは5E-FE型(105PS)、βは5E-FHE型(115PS)DOHCエンジンを各々搭載する。βでは4輪ディスクブレーキや電子制御サスペンションTEMSがオプション選択可能である。1992年12月 マイナーチェンジ。1994年 ベース車型のターセル/コルサ/カローラIIがフルモデルチェンジしたが、サイノスは継続生産された。販売チャネルは、トヨペット店(大阪地区は大阪トヨタ)継続、カローラ店で取り扱いを中止、トヨタビスタ店で新たに扱いを開始した。製造は高岡工場。1995年8月生産終了。在庫対応分のみの販売となる。

1995年9月2代目と入れ替わって販売終了。

CMキャラクターには萩原聖人が起用され、デビュー時のCMには「友達以上恋人未満。」 のキャッチコピーがつけられた。

日本国内において「ホワイト」のボディーカラーは設定されなかった。

思い出

以前、アルテッツァの話にて一部出していたサイノス。

身近で乗っていたのはその1台だけであったためその印象だけがサイノスにはあるのですが、確かにこのクラスのクルマにはない独自の感じがありました。

昔に遡ればサニーやカローラにもクーペがあったのでスポーツを極めればというのでは過去に似たクルマもあるのでしょうけど、完全にスポーツではない言わば「雰囲気」でスポーツ的なクルマはこれが始まりだったような感じがします。

とは、いうものの決して遅いクルマでもないのです。車重も軽くそれなりのエンジンであったため加速はなかなかいいものを持っていました。車内は特に後席は狭くてどうしようもないものでしたが、女性が普段使いで乗るクルマとしては必要十分なクルマだったでしょう。

当時は「セクレタリーカー」といわれるクルマが出ていました。その1台としてサイノスは多くの女性を「セクレタリー」にさせていたのだと思います。現在は男女がどうとか言う時代でなくなったので「セクレタリー」と言うこと自体も憚れる時代でありますが、女性が乗っていてカッコいいと思えるクルマ、今の時代にあってもいいですよね。