49台目は「く」

ニッサン グロリア

     (ぐろりあ)

グレード・年式グランツーリスモSV  1989年
エンジン型式V型6気筒DOHCターボ
排気量1998cc
出力・トルク210ps  27.0kg-m
全長×全幅×全高4690×1695×1400
車重1540kg
新車価格320万円

説明

ボディはピラーレスハードトップとプレスドアのセダン。なお、セダンとハードトップモデルが同時にモデルチェンジを受けるのは、このY31型が最後となる。セダンは1999年までY31型が継続生産され、セドリックセダンと統合される形で消滅した。エンジンはガソリンエンジンはVG30ET、VG30E、VG20DET、VG20E。プロパンモデルとしてRB20P、CA20P。ディーゼルエンジンはRD28。VG20DETを初搭載したモデルでもあり、同時にグロリア史上(姉妹車のセドリックにとっても)初のDOHCエンジン搭載モデルとなる。トランスミッションは電子制御4速ATの設定が全グレードに設定されたが、VG20EとRD28には5速フロアMTも設定されていた(VG20E車はグランツーリスモ、クラシックSV、クラシック、スーパーカスタム、RD28はクラシック、スーパーカスタム)。ハードトップのコラムAT車は廃止され、セダンのコラムマニュアル車は営業車のみになった。一部グレードを除きリアサスペンションがセミトレーリングアームIRSとなった。ブロアムVIPには電子制御エアサス装着車が設定されていた。後の定番グレードとなるグランツーリスモ(ハードトップVG20DETグランツーリスモSV、グランツーリスモ、VG20Eグランツーリスモ)が初登場。高級車らしからぬスポーティさとVG20DET型エンジンの高い動力性能で若々しいイメージを持ち込みヒット作となった。現在でも人気を保ち続けており、1980年代後半を代表する日産車となっている。フロアAT車のパーキングブレーキが足踏み式化された。前期型および後期型のCMキャラクターとナレーションは前田美波里。販売終了前月までの新車登録台数の累計は16万4703台。

1987年6月モデルチェンジ。

9月VG20E型エンジン車に「ブロアム」追加。

1988年6月セダンVG20DET車に「グランツーリスモSV」及び「RD28スーパーカスタム6人乗り」追加。AT車にシフトロックシステム採用。

10月本革シート、JBLスピーカー、特別塗装色グリーンメタリック、同色アルミロードホイールを採用した特別限定車「V20ツインカムターボグランツーリスモスーパーSV」を発売。1989年3月パーソナル キーの材質を洋白からステンレスに変更。

6月マイナーチェンジ。後期モデルからVG20DET車に世界初の電子制御5速ATが設定された。同時にVG20DET型エンジン搭載車に”インタークーラーを装着し、ハイオク化され、185psから210psに向上した。VG20DETブロアムが3ナンバー化された。デジタルメーターをオプション設定。

1990年8月VG20E・RD28車にV30E/V20ツインカムターボブロアムと同じワイドボディー、アルミロードホイールを装備した「ブロアムセレクション」(3ナンバー車)を追加。VG20DET車ブロアムに5ナンバー車復活。またVG30Eエンジン搭載車にクラシックSVの3ナンバー版でアルミロードホイールと専用ボディーサイドバッジを装備した30・SV(サーティー・SV)を追加。10月前期モデルで特別限定車であった「グランツーリスモスーパーSV」をカタログモデル化。同時に合わせて、「V20EグランツーリスモS」を追加。

1991年3月 VG20E・RD28車に「クラシックS」を追加。

5月 ハードトップの生産終了。在庫対応分のみの販売となる。

6月 – セダンは2回目のマイナーチェンジ。大幅変更を行う。ハードトップはY32型へ移行し販売終了。

1995年8月セダンは3回目のマイナーチェンジ。3ナンバー車の外装はグリル、ヘッドランプ、およびバンパーのデザインを変更。5ナンバー車の外装はグリルとテールランプ変更。「V20EクラシックSV」、および「V20EスーパーカスタムG」を追加。

1999年7月セダンの生産終了。在庫対応分のみの販売となる。

8月セドリックセダン系に統合されるかたちでグロリアセダン系販売終了。

思い出

いろんなクルマが登場するわが家の愛車遍歴。グロリアも一時期ありました。しかしその時乗っていたのはこれの前型のY30系。Y31にも乗ってほしかったですが、次の愛車はルーチェになってました。

このY31グロリアはどこに思い出があるのかというと、小学校の同級生の女の子が中学生となり久々に会ったときに私にかけた言葉が「グロリアってカッコよくね?」でした。当時の彼女はちょっとヤンチャになっていたので心に刺さったのでしょうね。確かにかっこいいクルマでした。当時定番のBBSホイールなんて入れたものなら立派な「ヤン車(失礼)」。当時のヤンチャな子には来るものがあったでしょう。

特にグランツーリスモSVは5ナンバーのボディーでありながら押し出しのあるデザイン、V型DOHCターボの強力なエンジン、高級感満載のインテリア、どれをとっても「ザ・バブル」でした。当時はシーマもあったため最高級とまではいかなかったけどヤンチャな方が乗るには十分な高級車でした。

ターボも当時の典型「ドッカンターボ」でいきなり来る加速感、その時に沈むリアと楽しいクルマでありました。

今となってはそんなグロリアもなくなりました。その役目はスカイラインが担っています。スカイラインだけは残っていってほしいです。あのグロリアの栄光を引き継いでもらうように。

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