ホンダ ステップワゴン
(すてっぷわごん)
グレード・年式 | モデューロX 2016年 |
エンジン型式 | 直列4気筒DOHCターボ |
排気量 | 1496cc |
出力・トルク | 150ps 20.7kg-m |
全長×全幅×全高 | 4760×1695×1825 |
車重 | 1700kg |
新車価格 | 366万5000円 |
説明
2015年3月13日 5代目に関する情報をホームページで先行公開。
2015年4月23日 – フルモデルチェンジ(4月24日発売)。
Honda車では初採用となる直噴1.5L VTEC TURBOエンジン「L15B」型を新搭載。クランクシャフトとそれを支えるベアリングキャップの剛性が向上されたほか、CVTも小排気量ターボエンジンに合わせて新規開発された。これらによって燃費性能が向上し、平成32年度燃費基準を達成した。
新機能として、テールゲートに横開き式のサブドアを組み合わせた「わくわくゲート」と3列目シートを左右分割して床下に格納できる「マジックシート」を採用。これにより、サブドアから直接3列目シートへの乗降を可能にしたほか、3列目シートは車内からでも操作できるようにした。安全面も強化し、ミニバンでは5代目オデッセイやジェイドに次いでの採用となる安全運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプにメーカーオプション設定。さらに、助手席用エアバッグには長い時間内圧を保持することで優れた拘束性を発揮する「内圧保持式エアバッグシステム」を採用し、VSAやヒルスタートアシストに加え、急ブレーキ時に後続車に注意を促すエマージェンシーストップシグナルを全タイプに標準装備した。
ラインアップは、フルオートエアーコンディショナー(FF車はフロント+リア・マニュアルクーラー、4WD車はトリプルゾーンコントロール)、UVカット機能付フロントウインドウガラス、高熱線吸収/UVカット機能付フロントドアガラスなどを装備したテールゲート仕様(わくわくゲート非装備)のエントリーモデル「B」、セキュリティアラーム、クルーズコントロール(メーカーオプションの「Honda SENSING」を装備した場合はACCへ統合)、リアアクセサリーソケット(DC12V)、リア左側(助手席側)パワースライドドア、スライドドア・イージークローザー(リア両側)、室内確認用ミラー付サングラスボックス、コンビニフック付シートバックテーブル(運転席/助手席)、ロールサンシェード(スライドドア両側)、わくわくゲート、ハーフシェイド・フロントウィンドウなどを追加し、一部装備をグレードアップしたスタンダードモデル「G」、運転席&助手席シートヒーター、センターテーブル(インストルメントパネル内蔵型)、調光機能付LEDルームランプ(LEDマップランプ付、1~3列目、アンバー)、16インチアルミホイールなどを装備した上級グレード「G・EX」の3タイプを設定。LEDアクセサリーランプ内蔵フロントグリル・バンパー・カラードサイドシルガーニッシュ・テールゲートスポイラー(LEDハイマウント・ストップランプ内蔵)・16インチアルミホイール・サスペンションを専用仕様に変更し、LEDヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機能付)、アクティブコーナリングライト、1列目シートi-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム、フォグライト、ダブルホーン、本革巻ステアリングホイールを標準装備した「スパーダ」はスタンダードモデルの「SPADA」とセンターテーブル(インストルメントパネル内蔵型)、調光機能付LEDルームランプ(LEDマップランプ付、1~3列目、パープリッシュホワイト)、ブラック コンビシート(プライムスムース×ソフトウィーブ)&専用インテリアを装備した上級モデル「SPADA・Cool Spirit」の2タイプが設定されている。4代目に設定されていた福祉車両は5代目も同じラインナップで踏襲されるが、設定されるタイプが「G」と「SPADA(FF車のみの設定)」となった。なお、「スパーダ」は専用のフロントバンパー(エアロ仕様)の装着により全長が4.7mを超えるため、3ナンバー登録となる(「スパーダ」における3ナンバー登録はRG型以来である)
ボディカラーは、いずれも先代からの継続設定となる「ホワイトオーキッド・パール(有料色)」、「スーパープラチナ・メタリック(有料色)」、「モダンスティール・メタリック」、「プレミアムディープロッソ・パール(有料色)」と、新設定の「コバルトブルー・パール」の5色が全タイプ共通色。「B」、「G」、「G・EX」には専用色として新開発色の「ミルクグラス・パール」と先代から継続設定となる「クリスタルブラック・パール」を加えた7色。「SPADA」、「SPADA・Cool Spirit」は新開発色「プレミアムスパイスパープル・パール(有料色)」と先代から継続設定となる「プレミアムスパークルブラック・パール(有料色)」を加えた7色を設定。
また、車名ロゴを、初代から4代目まで継続されていた「STEP WGn」から「STEP WGN」に変更された。
キャッチコピーは、標準タイプが「進め!家族。」で、スパーダが「大好きだから、カッコつけたい。」。
2015年6月 香港、マカオ、タイ、シンガポール、ブルネイ、インドネシアで発売が開始された。
2015年7月30日 車いす仕様車を追加発売。
3列目シートの床下格納機能「マジックシート」を車いす乗車時でも右側で使用可能としたほか、フローリングフロアをフラット形状にし、アルミスロープをリアゲート左側にオフセットしたほか、車いす全乗車位置に電動ウインチを標準装備した。ラインナップは2列目乗車タイプ・3列目乗車タイプ・2&3列目乗車タイプの3タイプを設定し、全タイプにFF車と4WD車を設定。また、2列目乗車タイプのFF車は「G」に加えて「SPADA」も設定した。なお、車いす仕様車のバックドアは「B」と同じテールゲート仕様となり、通常仕様に装備されているわくわくゲートは非装備となる。
2015年12月17日 特別仕様車「Advance Package α」・「Advance Package β」を設定[49](「Advance Package α」は12月18日発売、「Advance Package β」は2016年1月14日発売)。
「SPADA」、「SPADA・Cool Spirit」をベースに、共通で安全運転支援システム「Honda SENSING」とリア右側パワースライドドア(ベース車に標準装備のリア左側と合わせてリア両側パワースライドドアにグレードアップ)を特別装備したほか、「Advance Package α」はHondaインターナビ + リンクアップフリー + ETC車載器(ナビゲーション連動)とリアエンターテイメントシステムを、「Advance Package β」はナビ装着用スペシャルパッケージとETC車載器もそれぞれ特別装備した。
2016年5月12日 一部改良(5月13日発売)。
従来はメーカーオプション設定だった「Honda SENSING」及び1列目シートi-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム、ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器を「G」系とスパーダに標準装備化。これに伴い「G」系と「SPADA」系はタイプ名称を「G・Honda SENSING」、「G・EX Honda SENSING」、「SPADA・Honda SENSING」、「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」に改称。なお、「Honda SENSING」非装備仕様[注 2]の設定も可能。その他、リア右側パワースライドドアを「G・EX Honda SENSING」と「SPADA」系に、LEDヘッドライトを「G・EX Honda SENSING」に、パドルシフトを「SPADA」に、スポーツペダル(アクセルペダル&ブレーキペダル)を「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」にそれぞれ標準装備した。
2016年9月1日 コンプリートカー「Modulo X(モデューロ エックス)」の発売に先駆け、ホームページ上に情報を掲載。
2016年10月20日 コンプリートカー「Modulo X」を追加(10月21日発売)。
バネレートと減衰力を変更し、全高をスパーダに比べて約15mm低くした専用サスペンションや17インチアルミホイールを採用。フロントに大開口グリルを採用し、エンジンアンダーカバーを小型化。また、フロントにはビームライトやLEDフォグライトを装備した。内装では「Modulo X」ロゴ入りの専用ブラックコンビシート(プライムスムース×ソフトウィーブ)をはじめ、ステアリングホイールとセレクトレバーにディンプルレザー(ステアリングホイールはピアノブラック調で、スムースレザーとの組み合わせ)を、インパネミドルパッドにピアノブラック調を採用した。装備面では、9インチプレミアムインターナビ(Gathers、専用オープニング画面・USBジャック(1ヶ所))及びナビ連動タイプのドライブレコーダーとETC2.0車載器を装備した。ボディカラーは「ホワイトオーキッド・パール(有料色)」、「プレミアムスパークルブラック・パール(有料色)」、「プレミアムスパイスパープル・パール(有料色)」の3色を設定。なお、「Modulo X」は持ち込み登録となる。
2017年7月3日 同年9月下旬予定のマイナーチェンジに関する情報をホームページ上で先行公開。
2017年9月28日 マイナーチェンジ(9月29日発売)。
ステップワゴンでは初となる「SPORT HYBRID i-MMD」を採用したハイブリッド車を新設定。JC08モード(2020年度燃費基準+50%達成)に加え、Honda車では初となるWLTCモード[注 3]の認可取得を行ったほか、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定も取得した。併せて、専用チューニングサスペンションを搭載し、最上位タイプにはパフォーマンスダンパーも採用した。ハイブリッド車のラインアップは、「SPADA HYBRID B・Honda SENSING」、「SPADA HYBRID G・Honda SENSING」、「SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING」の3種類となる。アコード・オデッセイ用のハイブリッドシステムを組み込むためにフロント部を大型化させる必要があることから、「SPADA」系は外観が変更され、ヘッドライトをLED化し、フロントグリルのデザインやテールゲートスポイラーの形状が変更された。
安全運転支援システム「Honda SENSING」の機能強化も行われ、歩行者事故低減ステアリング機能が新たに追加されるとともに、ハイブリッド車にはACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に0km/hから作動する渋滞追従機能を搭載した。併せて、従来は非装備だった「B」にも「Honda SENSING」が標準装備されて「B・Honda SENSING」に改称するとともに、既に「Honda SENSING」を標準装備している「Modulo X」は「Modulo X Honda SENSING」に改称。これにより、「Honda SENSING」が全タイプ標準装備となった。
ボディカラーの設定を変更。全タイプ共通色では「ホワイトオーキッド・パール(有料色)」に替わり、新開発色「プラチナホワイト・パール(有料色)」を設定したほか「コバルトブルー・パール」を廃止。「B」、「G」、「G・EX」は新設定の「ブルーホライゾン・メタリック」を追加し全7色を設定。「SPADA」系には新設定の「オブシダンブルー・パール」とハイブリッド車専用となる新開発色「フォレストグリーン・パール(有料色)」を追加し全8色を設定した。
2017年11月7日 同年10月末時点で初代モデルからの国内累計販売台数が150万台を突破したことが発表された。
2018年4月19日 「Modulo X」を一部改良[56]。
プレミアムインターナビを10インチに大画面化、ドライブレコーダーに駐車時録画機能を追加する改良が行われるとともに、従来の標準装備から「Modulo X Honda SENSING(10インチナビ)」として単独タイプ化。ナビ連動タイプのETC車載器も同時装着される「ナビ装着用スペシャルパッケージ」が新たに設定されたことで、「Modulo X Honda SENSING」は車両本体価格が約22万~24万円大幅値下げされた。
2018年12月20日 「Modulo X」をマイナーチェンジ。同時に、特別仕様車「SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING BLACK STYLE」、「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING BLACK STYLE」を発売。
「Modulo X」は従来のガソリン車に加え、「SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING」をベースにしたハイブリッド車「HYBRID Modulo X Honda SENSING」が新設定された。外観はフロントグリル、エアロバンパー、灯体のデザインが変更され、リアコーナーガーニッシュをボディカラーと同色化。内装はインパネミドルパッドにシルバーモールディングが追加され、ステアリングホイールとガソリン車に装着のセレクトレバーは本革巻に変更され、専用フロアカーペットマットが追加装備された。ボディカラーは「プレミアムスパイスパープル・パール(有料色)」に替わり、「オブシダンブルー・パール」を追加設定した。なお、ガソリン車の「Modulo X Honda SENSING」は2018年4月の一部改良時に設定されていた10インチナビ付タイプが廃止された。
特別仕様車はハイブリッド車の「SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING」、ガソリン車の「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」をベースに、専用フロントグリルとヘッドライトガーニッシュにブラックメッキ、フロントロアー・フォグライト・リアリフレクターのガーニッシュにピアノブラック調、電動格納式リモコンドアミラーにブラック塗装、アルミホイールにブラッククリア塗装をそれぞれ採用した。内装はパープルステッチの本革巻ステアリングホイールやブラック×パープル コンビシート(プライムスムース × ソフトウィーブ)を採用した(内装色で「ブラック × パープル」設定時のみ、「アイボリー × シルバー」設定時はベース車に準ずる)。ボディカラーは「プラチナホワイト・パール(有料色)」、「モダンスティール・メタリック」、「プレミアムスパークルブラック・パール(有料色)」、「オブシダンブルー・パール」の4色を設定。
2019年1月11日 東京オートサロン2019にて「ウェルコンセプト」がホンダアクセスより発表。
2020年1月9日 一部改良。
ハイブリッド車を「e:HEV(イー エイチイーブイ)」の名称で展開することに伴い、「SPADA」と「Modulo X」のタイプ名を「e:HEV SPADA」と「e:HEV Modulo X」に変更するとともに、左右サイドフェンダーに装着されていた「HYBRID」エンブレムが省かれ、リア右下のエンブレムは「e:HEV」エンブレムに変更された。
「SPADA(e:HEV SPADAを含む)」にはシート表皮に撥水撥油加工の「FABTECT(ファブテクト)」が採用されたほか、テールゲート(わくわくゲート非装着)への変更が可能となった(テールゲート(わくわくゲート非装着)への変更は福祉車両のサイドリフトアップシート車と助手席リフトアップシート車は不可となる。車いす移動車は前述のとおりテールゲート(わくわくゲート非装備)が標準設定となる)。その他、ナビ装着用スペシャルパッケージとセットで標準装備されているETC車載器がETC2.0車載器へ変更され、2018年12月に発売された特別仕様車「SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING BLACK STYLE」と「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING BLACK STYLE」に準じた装備内容をパッケージ化し、メーカーオプションの「ブラックスタイル」として「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」と「e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING」に設定された。
タイプ体系が一部整理され、「B・Honda SENSING」と「SPADA HYBRID B・Honda SENSING」が廃止となった。ボディカラーの設定も変更され、「G・Honda SENSING」と「G・EX Honda SENSING」専用色の「ミルクグラス・パール」が廃止された。
なお、今回の一部改良でガソリン車がWLTCモードによる排出ガスと燃料消費率に対応し、e:HEV同様に「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得した。
2021年10月 生産終了。以降、在庫車のみの販売。
2022年5月 6代目と入れ替わる形で販売終了。
思い出
以前、乗っていたのはトヨタのとあるミニバン。この車を買うときに比較の対象になった車がステップワゴンでした。もともとマツダのミニバンに乗っていた私、ガタも出てきたので買い替えしようと思いディーラー周りをしたのでした。対象はミニバンで室内で足が伸ばせるクルマ。そのあたりのクラスのミニバンがあるディーラーを回っていました。
今までホンダ車を買ったことがなかった私。当時の雑誌に発売されると予想記事の出ていた「モデューロX」を選ぶ前にベース車の試乗をしようと某ホンダディーラーへと向かいました。
乗ったのは「スパーダ」。ターボエンジン1500ccの試乗車でした。ミニバンの重いボディをグイグイ引っ張る加速感、曲がりたいときに「スパッ!!」と曲がってくれるコーナリング性能、室内の広さと質感。かなり気に入っていました。
時は2016年8月初旬。試乗中に同乗していたセールスの方に質問をぶつけてみました。「モデューロXはいつでます?」わかっていただけるセールスさんなら「あっ、近いうちに出るって聞いてますね。」と言ってもらえるかと思っていました。ところが同乗のセールスさん、早く契約したかったのでしょうね。「えっ、噂なだけで出ないですよ。」。「おいおい、記事で見てるけど…」と知らないふりをして「そうなんですね。」。このままディーラーに戻って即店を出ました。まぁ、時期がわからないとは書いていたからまだまだ先なんだなと思って、その足でトヨタのディーラーへ…。あるミニバンのG‘zグレードの試乗をして、ステップワゴンに未練はあるもののセールスさんの頑張りがあり、8月中旬に契約、納車は9月中旬と決まって納車待ちをしていました。
9月の1日にネットを見ていたら「モデューロX」発表の記事が…。「や、やられた!!」と叫んでいる私がいました。まぁ、正直未練はありましたが、セールスさんも事情があります。お金も払っていたのでキャンセルともいかず、トヨタのミニバンに乗ることとなりました。
スパーダでもいい走りをしてくれているので本命のモデューロXもより走ってくれたろうなと思ってはいました。しばらくは道ですれ違うと目線が追っていましたw。まぁ、いい思い出があるクルマでもありました。
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